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むくどりが翔んだ日・・・(その1)

年内にはこのブログを終わらせるとかなんとか書いといて、
気が付けば年号どころか元号まで変わってた(爆



この、思い出の沢山詰まったブログを閉めるにあたって、
最後にひとつだけお話しを書いておきたいと思います。
さすがにもう時効だと思うし。
何回かに分けて書こうと思ってます。
久しぶりのブログなので、乱文なのはご容赦を。





・・・まあ、タイトルで出落ちしちゃってるワケですが(笑





あれは2年前のことでした。








2017年5月25日、
あの日は朝からシトシトと雨が降っていた。

朝9時頃、事務所に向かおうと玄関を出た時、
ふと何かの気配を感じた。
気配というか、違和感というか。

自宅横に小さな空き地があるのだけど、
その空き地のど真ん中にできた水溜りのところに
結構大きめな石のような物体が鎮座していた。

その時は近所の子供が遊んでいて置いていったのかな?くらいに思い、
特に気にもせず事務所に向かった。



一仕事終え、昼食を摂るため自宅の玄関先に行った時、
さっきの石のようなものがまた目に入った。
一体何なのか確かめようと一瞬思ったが、
雨も降っているしまあいいか、と玄関のドアを開けようとした瞬間、










プルプルッ・・・















・・・!?
















い、石がプルプルッと震えて水しぶきが飛んだ!?










ねえ石が、今、石がプルプルしてたよね!?え、何で?何で石がプルプル!?!?(錯乱

















落ち着け、俺。



取り敢えず急いで確認しに行ってみた。

で、その石のようなものの正体はコレ。






























むくどりが翔んだ日・・・(その1)_f0039380_17363872.jpg
調べてみたところ、ムクドリの幼鳥でした。
どうやら巣から落っこちてしまったらしい。
隣の家の雨戸の隙間に、毎年巣を作っているのは知っていたから。



俺はスマホ、カミさんはパソコンで野鳥の雛について大急ぎで検索。
犬のことはある程度知ってるけど、野鳥のことなんて全然知らないし。

検索するとすぐに色々引っかかってきた。
取り敢えず巣から落ちても親鳥はちゃんと見ているらしいので、
無理に触らずにカミさんと交代で玄関横の窓から観察することに。



30分ほど経ったとき、本当に親鳥がエサらしきものをくわえて雛に近づいてきた!
その姿にさすが親だなぁ、と、カミさんと二人でちょっと感動した。

しかし、なぜか雛はエサを食べようとしない。
口を閉じたままだった。
親鳥は巣がある方へ飛んで行ってしまった。



結局、約3時間くらい観察している間に数回親鳥は来てたけど、
相変わらず雛はエサを食べようとしない。
雨足も強くなり、だんだん寒くなってきた。
雛の体力が心配だ。

それともう一つ心配なことが。

この辺りは野良猫がかなり多くいる。
運が悪ければ、そのまま恰好の餌食になってしまうだろう。



おまけに朝見た場所から1ミリも動こうとしない。

はい、もうタイムアウト。



カミさんと相談して5秒で決定。
保護することにした。










むくどりが翔んだ日・・・(その1)_f0039380_18021698.jpg
保護した時に使ったダンボールに書いてある名前を付けようかと思ったが、
あえて名前を付けるのは止めた。

上手くいくかどうかは分からなかったけど、
飛べるようになったら野生に帰そう、そう相談して決めたからだ。

この日からしばらく、悪戦苦闘の日々が続いたのでした。



つづく・・・。







by camepapa | 2019-05-25 18:14 | 徒然・・・
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